こんにちは、リクルートテクノロジーズ ATLでIoT関連の研究を行っている菅原です。

前回キーレスエントリーデバイス研究の報告をさせていただきましたが、その続報となります。

おさらいですが、ATLが考えるキーレスエントリーは、以下のコンセプトで研究しています。

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特徴としては

  1. 専用キーレスキーだけではなく、通常利用しているスマートフォン(iPhone、Android)がキーレスキーとして利用できる。

  2. 設定により、キーレスキー(もちろんスマートフォンでもOK)を携帯しているだけで、ドアから遠ざかると自動施錠、ドアに近づくと自動解錠される。

  3. 遠方から、施錠状態が確認でき、施錠・解錠も操作できる。

  4. ドアには工事なしで容易に設置することができ、撤去も工事なしで容易にできる。

というものでしたが、この度キーレスエントリーのプロトタイプが完成致しましたので続報させていただきます。

キーレスエントリープロトタイプデバイスを設置した全体図

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キーレスエントリープロトタイプデバイス拡大図

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キーレスエントリープロトタイプデバイス遠隔操作中継機図

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では、機能紹介をさせていただきます。

1.通常利用しているスマートフォン(iPhone、Android)がキーレスキーとして利用できる

スマートフォンで稼働するキーレスエントリーキーアプリを操作することにより、キーレスエントリーキーデバイスが稼働し施錠・解錠することができます。

動作原理としては、キーレスエントリーデバイスにBluetooth Low Energy(以後BLE)で接続されたスマートフォンから送られた制御命令(この場合、施錠・解錠命令)がキーレスエントリデバイス内でシリアル通信に変換され、ドアのサムターンを回転させています。

2.キーレスキー(もちろんスマートフォンでもOK)を携帯しているだけで、ドアから遠ざかると自動施錠、ドアに近づくと自動解錠される

現状はスマートフォンアプリを起動しておく必要がありますが、その状態でスマートフォンを携帯しているだけで自動施錠、自動解錠が可能になります。

動作原理としては、BLEの電波強度により距離を計測し特定の距離で施錠・解錠するものになっています。

しきい値の設定により、より近接での操作や遠隔での操作も可能になります。

実際の稼働は、以下の通りです。

3.外出先でも通常利用しているスマートフォン(iPhone、Android)で鍵の施錠状態確認や施錠解錠を実施できる

動作原理としては、キーレスエントリーデバイスへBLEで接続された、キーレスエントリー遠隔操作中継機がインターネット経由でスマートフォンから送られた制御命令をキーレスエントリデバイスに中継することで実現しています。

現状は、キーレスエントリーデバイスとBLEで接続していますが、より広範囲に設置された複数のキーレスエントリーデバイスを中継できるようにBLE以外の通信方法を検討する予定です。

実際の稼働は、以下の通りです。

4.ドアには工事なしで容易に設置することができ、撤去も工事なしで容易にできる

設置されるドアに接着することなく設置が可能となっています。

実際に設置している状況をごらんください。

以上が、キーレスエントリープロトタイプの報告となりますが、新機能が追加できましたら再度ここで報告させていただきます。

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