こんにちは、ATLの別府です。

5/29から6/5の一週間、北欧・エストニアの首都タリンに出張で行ってきました。
今回の目的は、6月中旬に予定しているIoT TECH EXPOでのデモに向けた最終的な動作確認テストをタリンオフィスで実施すること、およびテックカンファレンスLatitude59への参加です。
この記事はその時の様子と、High Mobilityの働き方についてレポートしたいと思います。

みなさん、エストニアはご存知でしょうか。
バルト3国の1つです。場所はここです、かなり北の方です。

tallinn

人口は約130万人。青森県と同規模です。
しかしながら面積は九州本島より大きいので、人口密度が日本に比べると低い国です。

なぜエストニア

1:打ち合わせ

現在ジョインしているHigh Mobilityはベルリンとタリンにオフィスがあり、タリンには3名のエンジニアがいます。
今回はCTOがタリンに出張することと、6月の展示会でデモの実施を予定しており、それに向けての打ち合わせを対面でしておきたい(今まではslackやTV会議でのやりとり)と考えていたため、私もタリンに同行させていただきました。

2:カンファレンスに参加

エストニアはIT先進国です。特に政府のIT推進は世界的に注目されています。
世界で初の電子投票を導入したり、国民IDシステムの管理にブロックチェーンを活用しています。また、スタートアップとしてはSkypeが生まれた場所であり、テクノロジーに関してとても特徴がある国です。
私は、これらの特徴がスタートアップのエコシステムにどう影響していくのか、特にエストニアンマフィアと呼ばれる、元skypeの人たちを中心に続々と創業されているエストニアのスタートアップはどんな事業に取り組んでいるのか。そのようなことを知りたいと以前から思っていました。

エストニアで開催されるテックカンファレンス「Latitude59」は世界中からスタートアップ企業、投資家が多く集まるネットワーキングの場として毎年5月に開催されています。
今年のテーマは「バーチャル国家」、「AI 人工知能」、「VR/AR」、「IoT」の4つとなっており、出張のタイミングと見事に重なってくれたため、こちらにも参加することにしました。

実際に行ってきた

タリンと言えばこの世界遺産のオールドタウンです。
中世の街並みが残っています。

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そして、なんとHigh Mobilityのオフィスはこのオールドタウンのほぼ中心に位置しています。

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(上:タリンのオフィス 下:オフィスの窓からの景色)

窓からの景色も抜群。こんなところで仕事できるのが正直うらやましいです。
と思うと同時に、こんなおとぎの国のような街が、なぜデジタル先進国になりえたのか、とても不思議に感じます。

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ちょうど私が訪れる一週間前に新しいオフィスへと引っ越しをしたばかりで、この日も新しいデスクが届いたので、みんなで組み立てました。(ちなみに一番右にいるのがCTOです)

また、この日の夜にはタリンのメンバー達とともにディナーに行きました。
タリンにはエンジニア3名とファイナンス担当のメンバーがおり、出張していた私、CTO、ベルリンにいるもう1人のエンジニアとで合わせてCEO以外の総勢7名が集まりました。
(CEOはこの時アメリカのデトロイトに出張中でした)

dinner

エストニア人が大半のため、話が盛り上がってくるとエストニア語で喋り出すため、時々何を言っているのかわからなくなることもありました。せっかくなので、ということでエストニア語の単語を教えてもらいました。
「こんにちは」は「Tere(テレ)」、「ありがとう」は「Aitäh(アイタ)」と言うそうです。

グローバルに働くということ

High Mobilityのリモート中心のワークスタイルについても触れたいと思います。
メンバー構成はこのようになっています。

・タリン4人 (エンジニア3、ファイナンス1)
・ベルリン3人 (CEO、CTO、エンジニア) + 私

CEO、CTOはよく出張に出かけます。訪問先はシリコンバレー、デトロイト、トリノ、ミュンヘン、ブリュッセルなど多岐にわたります。CEOはこの3ヶ月でベルリンにいなかった期間の方が多いほどです。さらに驚くことに、CEOはそもそも家がスウェーデンにあり、ベルリンにいる間はCTOの家に泊まっています。
ベルリンのエンジニアは基本的に自宅で仕事をしているため、この3ヶ月間でオフィスに来たのは2回だけです。

タリンのメンバーのうち一人のエンジニアはお子さんがまだ小さいため、よく自宅からリモートワークをしており、打ち合わせの時には子どもの声が毎回聞こえてきます。

このような環境のため、リモートでのやりとりは必然的になってきます。
定例のミーティングは、毎週月曜にウィークリースクラムを実施し、先週の進捗と今週の予定を共有します。
それ以外の打ち合わせは基本的にありませんが、QAなどあれば随時、skypeやgoogleハングアウトでコールします。

たしかに対面で確認した方が早いと感じることは多々あります。
しかしながら、フレキシブルに一人ひとりが働きたいスタイルで働けることを優先しています。
リモートワークで重要になってくるのは、当たり前ではありますが、それぞれの進捗をまめに共有することです。
自分の進捗を共有することはもちろん、相手の進捗もこまめに確認します。
チャットによる文字ベースでのやりとりが長く続いてしまうようであれば、認識が間違っている可能性が高いので、「ちょっと電話しよう」とすぐにコールします。

このようにリモートで仕事を進めていますが、全く顔を合わせないわけではありません。
CEO、CTOはエストニア出張に行きますし、タリンにいるエンジニアもカンファレンスなどでベルリンに来ることもあります。

 

High Mobilityのワークスタイルはいかがでしょうか。

日本でも、最近では、リモートワークを推奨する会社が少しずつ増えてきているとはいえ、ここまで完全リモートの会社は私の知る限り数えるほどしかありません。
しかしながら、ベルリンやタリンのスタートアップでは、開発拠点はベルリン(orタリン)で、ビジネスとしての拠点が別の都市(シリコンバレー、ニューヨーク、シンガポールなど)にある会社が多く、リモートで仕事を進めることは珍しくありません。
もちろんビジネス的な理由だけでなく、従業員一人ひとりの働きやすさ(育児など)を尊重するためもリモートワークを推奨しています。
日本の企業がそうではないというわけではありませんが、家族は大切にして当たり前、という価値観がヨーロッパでは強いと感じています。この考えはとても大切なことですし、今後日本もこのような働き方を許容する会社が増えてくると思います。

次の記事では、テックカンファレンス「Latitude59」のレポートについて書いていきます。

では。

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