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ATLの塩澤 繁です。

2018年7月スウェーデンに行き、私の手にマイクロチップ(NFC Type A)を埋め込んできました。日々の生活の中で、このマイクロチップの利用を開始致しましたので、「人体埋め込み型NFC」の紹介と、活用事例をまとめてみます。

人体埋め込み型NFCとは

日本のテレビ番組やネットニュースなどで取り上げられることも多くなったのでご存知の方も多いかと思いますが、人体にマイクロチップを埋め込むと、対応デバイスにかざすだけで通信を行うことが可能になります。ここで使われる技術が、スマホなどにも用いられるNFC(Near Field Communication)です。

マイクロチップに情報を書き込むことで、個人情報の管理やドアの開錠など、様々な場面で活用できます。北欧ではすでに利用が開始されており、特にスウェーデンでは国鉄SJ で乗車券代わりにでき、各種決済サービスの開始も予定されています。その背景としてキャッシュレス化の流れがあり、政府もこれを推し進めているため、今後さらに普及していくことが予想されます。10月20日放送のテレビ朝日「池上彰のニュースそうだったのか!!」、10月6日放送のNHKスペシャル「マネー・ワールド~資本主義の未来」で紹介されていました。

私の手に埋め込んだマイクロチップを、日々の生活の中で利用しておりますので、その一例を下記のビデオや写真等でご紹介します。

活用事例をまとめた動画。

1. 自転車シェアリングサービス「HELLO CYCLING」

自転車シェアリングサービス「HELLO CYCLING」は、マイクロチップによるNFC通信に対応しています。ウェブサイトであらかじめ自転車を予約しておくと、機器に手をかざすだけで開錠が可能です。暗号入力の手間が省け、手軽に自転車を借りる事ができます。

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外部リンク
HELLO CYCLING -どこでも借りられて好きな場所で返せる自転車シェア
サービス提供元;OpenStreet株式会社とソフトバンク株式会社

2. 「Akerun入退室管理システム」

扉にNFC対応のスマートロック「Akerun Pro」を取り付ける事で、マイクロチップを読み取り、瞬時に開錠を行うことができます。このシステムを利用すると、鍵の持ち歩きや暗証番号の確認が不要になります。完全な後付け型で、工具・工事も不要なため、容易に導入できます。

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外部リンク
Akerun入退室管理システム【オフィス向け入退室管理システム】
サービス提供元:株式会社Photosynth

3. スマホによるURL読み取り・ウェブサイト表示

マイクロチップにURLを記述しておくと、スマホで読み取り、自動でWebサイトにアクセスできます。プロフィールページにリンクすると、名刺交換の代わりになります。得意分野や趣味などを記載しておけば話題のきっかけとなり、コミュニケーションツールとしての役割も期待できます。余談ですが、おまけ要素として、スマホを振ると始まる「おみくじ機能」も入れてあります。

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まだ日本国内での活用事例は多くありませんが、今後新たに導入するものがあれば、随時こちらのブログで紹介させていただきます。

因みに、私が入れたマイクロチップはスウェーデンのBiohax International社のものです。チップ自体が小さいとはいえ、それを入れる注射針は太く、正直かなり緊張しました(上の動画の最後の方で、注射する時の映像があります)。気軽にとは言えませんが、興味のある方は調べてみるのも楽しいかもしれません。

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最後に、今回自分の身体の中にマイクロチップを入れて運用を開始しましたが、慣れると社員証やAppleウォッチをかざすよりも素早く、扉にかざして入館できたり、自分の身体の中にメモ等の情報を記録しておき、いつでもスマホで読み取れる/書き換えられる等、非常に便利で今のところメリットしか感じません。海外では急速に人体埋め込み型NFCチップの普及が進むと予想されており、近々、決済サービスとの連携も開始される予定です。私の今後の活用方法としては、2020年の東京オリンピックのインバウンドに向けた研究開発を検討出来ればと考えています。

本技術にご興味がある方や実際のデバイス連携を直接見たい方がいらっしゃいましたら、アドバンスドテクノロジーラボの塩澤までご連絡下さい。

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